【d！】俺の本当の気持ち (ページ20)

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episode19 ページ20

syp「ホンマに、俺以外覚えてないんすか、？」

sha「……うん、覚えてない。何も、思い出せない。」

なんで…？

普通、おかしい。俺だけ覚えてるなんて。

sha「…同じクラスの、えーっと…ゾムさん、？だっけ、その人達に話しかけられて。「覚えてない？」って聞かれたんやけど、何のことかわからへんかった。多分、前世の仲間なんやろ？」

syp「はい、そうですよ。」

sha「やっぱり…。そっかぁ、俺、大事な仲間のこと忘れてしもうたんやな、ｗ」

笑いながらそう言った。

でも俺には、心の底から笑っているようには見えなかった。

どこか、悲しそうな…そんな目をしていた。

sha「なぁ、みんなのこと紹介してくれへん？」

syp「えっ？」

sha「何か…思い出せるかもしれへんし、」

syp「…そうっすね。でも、もう休み時間終わっちゃうんで、帰りでいいっすか？」

sha「おん。」

syp「じゃあ放課後、シャオさんのクラス行くんで。」

sha「わかった。じゃあ、また後で！」

…太陽みたいな明るさは、変わってへんな。

syp「…よかった、」

ちゃんと迎えに来てくれた。

俺のこと、覚えててくれてた。

目から涙があふれてきた。

安心したのか、悲しいのか。

…覚えてないなら思い出させればいい。

そして、またみんなで…！