【d！】俺の本当の気持ち (ページ25)

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episode24 ページ25

次の日

zm side

zm「ぁ…」

シャオロンや…

話しかけへんと…

でも、怖い。

体が震えて、動かなくなる。

どうしよう…どうすればええんや、

sha「ぁ…ゾム、さん…？」

zm「っえ、あ、おん…おはよ、シャオロン…」

sha「おはようございます。えと、その…話したいことがあるんですけど、いいですか？」

zm「おん、ええよ。俺も話したいことあるから…」

シャオロンと一緒に屋上に行く。

ここは、俺のお気に入りの場所。

zm「ここ、風が気持ちええから、俺もお気に入りの場所なんや！」

できるだけ明るく振る舞う。

sha「そうなんですね、！俺もこういう場所好きです。」

zm「､､､それで、話したいことって、？」

俺は不安になりながらそう聞く。

シャオロンはショッピくんだけを覚えてるんやっけ、

それと何か関係あるんかな。

zm「あ、後、敬語じゃなくてええよ。ゾムって呼び捨てでええし、タメでええから。」

sha「…俺がショッピくんしか覚えてないのは知ってるやろ？」

zm「…うん。」

sha「､､､他のみんなのこと、なんも思い出せへん。でも…夢を見るんや。」

zm「夢？」

sha「………前世の、夢。」

zm「、！」

sha「そこに色んな人が出てくるんや。でも、顔とか名前とかはわからんくて…でも、声とか…そういうのが、みんなに重なる。多分、みんなのことなんやろうけど。」

zm「あ、あのさシャオロン…もしかして、頭痛とか、せえへん…？」

sha「､､､する、よ。頭痛がするときに､､､夢とか見んねん。」

やっぱり…そうなんや。

チーノも…そんな感じやったな。

…ん？待てよ、おかしくね…？

なんでシャオロンはショッピだけを覚えてて…

チーノはショッピだけを忘れていたんや？

sha「ゾム…？」

zm「あ、ごめん。ちょっと考え事。」

sha「そか…ねぇゾム。」

zm「ん、？」

sha「､､､少し、頼ってもええか…？」

zm「、！もちろんええよ。」

sha「､､､ちょっと、限界かもしれん、」

シャオロンの目にハイライトがなかった。

いつもの…今までのシャオロンじゃない。

希望も何もかも失った…そんな目だった。

sha「こっちに来てからの俺の過去､､､話してもええか、？」

zm「、！…シャオロンが、ええなら。」