episode5 ページ6
次はどこ行こうかなぁ。
ん…？あれ、ショッピくんか？
バイクでどっか行こうとしてる…どこ行くんやろ？
ついて行ってみよ。
ショッピくんがバイクで出かけた場所は、海だった。
ここ…見覚えてあるな。
syp「…シャオさん、いるんでしょ？」
sha「…え？」
sha「は？」
sha「えっ、何言ってるんコイツ。壊れた？」
syp「酷くないっすか？」
sha「えっ、俺のこと見えてんの？」
syp「まぁ､､､俺、霊感あるんで。霊が見えるのは、生まれつきというか…」
sha「えぇ…？」
syp「…ここ、覚えてますか？」
sha「？ええと…」
syp「､､､シャオさんが、俺を連れてきてくれたんですよ。」
syp「辛かったらここに来い。元気になるから、って…」
あぁ…そういえば、そんなこともあったな。
ショッピくんが、幹部になりたてのときだっけ。
syp「その後も、2人でよくきてたんですよ。」
sha「思い出したわ。ここ、落ち着くからなぁ。」
syp「………で、」
sha「？」
syp「なんで、死んでしまったんすか､､､」
sha「…」
syp「なんで何も、言ってくれなかったんですか、？」
sha「…迷惑かけてくなかったから､､､」
syp「迷惑なんてかけてなんぼじゃないですか‼︎」
syp「なんでっ…なんで1人で抱え込むんですか…⁉︎」
ショッピくんはそう言って膝から崩れ落ち、泣いた。
普段滅多に見せないショッピくんの涙を見て、何も言えなくなってしまった。
syp「俺は…シャオさんに生きててほしかった､､ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」
sha「､､､ごめん。何もしてやれなくてごめんなぁ。」
sha「でもさ､､､俺は自分の行動に後悔なんてしてない。」
sha「最後まで、大切な人を守れたから。」
sha「後悔なんてしてないんや。」
syp「､､嘘つき､､､」
sha「…ふっ、お前には言われたくはない。」
syp「…それもそうっすね、w」
sha「まぁ…俺はずーっと見守っとるから！後は、頼んだで。」
syp「…わかりましたよ。ただ､､､一つだけ約束してください。」
sha「ん？」
syp「来世は、必ず俺達を迎えに来てください。」
sha「…わかった。迎えに行ったる。」
俺がそう言うと、バイクで城に帰ったショッピくん。
目に涙が溜まってたのを、俺は見逃さなかった。
俺の分まで幸せにな。
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作者名：ミミ | 作成日時：2023年12月4日 17時
