・ ページ6
・
「阿部ちゃん今日のご予定は…?なんかありましたら、足止めしちゃってすみません」
阿「いえいえ別に急ぐ用事はないので大丈夫ですよ」
なんか…心の中の自分大暴れしちゃってるから別れたらカフェにでも入って一息つこう。
一回共演、しかも自分達のラジオに出ていただいて、LINEもちょくちょく送ってくださって、もうね、まーじ嬉しい(限界オタク)
阿「ライブ…二週間後ですけど、頑張ってください。僕も、見に行かせていただくので」
「ありがとうございます!全力でやらせてもらうので、楽しんでいってください!」
阿「はい。…それでは」
阿部ちゃんと別れたあと、すぐにカフェに入り席で脱力。
「緊張したぁ〜…」
机に伏せて息を吐く。
私ちゃんと呼吸してた?(してなかったら死んでる)
いやもう、可愛いのは当然なんだけど、恋心自覚しちゃうと阿部ちゃんがかっこよすぎて……思い出すだけで顔暑くなってきた。
「初恋、なんだよねぇ…」
初恋って叶わないっていうじゃん?ってか叶わない(確定)なんだけど。
20年生きてきて恋をしたことないってアイドル的に安心なのか人として不安なのかよくわかんないんだけど、皆が恋は苦しいって言う理由今ならよくわかるなぁ〜〜〜…
自分でも会うだけでこんなに嬉しくて、苦しい日が来るとは思わなかった。しかもその感情が推しとしてじゃなくてガチ恋なのが、もう…!!!
恋愛ドラマで言う「わぁ〜〜〜〜!!!」ってかんじで足を軽くバタバタさせちゃうのは許してほしい。今そのぐらい心から興奮してる。ファンには見せらんないよ。
「この後なにしよっかな」
なんか、心を落ち着けさせれることないかな?
………滝行、する?(安直)
いや、流石にライブ前に滝行やって風邪でもひいた日には天音にぶっ飛ばされるの目に見えるわ。
考えるだけで心の落ち着いてきたもん。
………帰るか。
話すネタ(予想外)できたし。
うん。
帰って寝よう!そうしよう!(現実逃避)
764人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:斗亜 | 作成日時:2024年3月29日 14時